三重県北勢地区を拠点とする演劇グループ。
『日常密着ファンタジー』を作風とし、一見現実離れした出来事や登場人物でも、いつの間にか身近に思えてくる。そんな、ふと隣に座りに来るような劇団を目指し、身近で親しみやすいコメディから、ほろ苦い朗読劇、時代物まで、幅広いジャンルの作品を上演している。
ホールでの上演に限らず、会議室、民家、六華苑など、様々な場を演劇空間にし、「間近で見られる演劇」をお客様に提供している。
いとおしいキャラクターを演じる個性豊かな団員たちは、それぞれに仕事を持ちながらも、日常生活の一部として演劇活動に取り組んでいる。
オリジナル脚本での演劇公演の他にも、読み聞かせイベント、音楽活動など、団員の特技を活かした様々な表現活動に取り組んでいる。
最近では、写真に凝りだした団員が複数おり、インスタグラムも充実 している。
芝居を観ようと思うと、5000円とかかかってしまう。小劇場のライブとかでも1500円とか2000円とかする。しかし、「若者文化」の担い手である「若者」というのは、基本的にお金がない。
もし、弁当を買うような気軽さで芝居が観られるもんなら、すてきだなと、思ってこんなことを考えました。
大学で演劇をやっていたとき、先輩に「チケットを安く売るな」と怒られたことがある。1000円のチケットは1000円として売れ、と。700円で売ったら、700円の演技しかお前はしない、と。
そうすると、最初から500円の芝居を作ろうなんて、どんだけチープなんだという話になるが、そういうことではない。500円で観れる芝居、500円で演れる芝居に、あえて価値を見出したいのだ。注目してほしいのは、500円の安っぽさではなく、500円の満腹感だ。なんか、結局のところ弁当ですね。(相原)